SPELUNX

雷で昨晩遅くにブレーカーが落ちました。

雷で思い出した昔の記憶、「SPELUNX」。
ミラー兄弟の教育的ゲームの最後の作で、キッドピクスと共にハマった奇妙な空気感を持ったゲーム。ゲーム?ゲーム的要素はほとんど無くて仕掛け絵本みたいな感じだったけれども。
対応OSはMacのOS7以降。当時持ってたでっかい灰色の箱形Macは確かOS8でした。ネットもなんもできなかったけどおもちゃとしては活躍したなあ。その頃から家族の中では誰よりもパソコンが使えたし。
SPELUNXは奇妙な世界。朝と夜が同時に存在する世界から扉を開けるとエレベーター。地下に降りて行くとうねる地下道。三つの変な部屋。
それぞれにテーマが有ったと思う。全てはうろ覚え。暗い中に樹木が生えている部屋、戸棚がやたらとある天体観測ができる部屋。そして実験ができる実験室。
実験室では、例えば気体に電気を流して発光色を観察したりだとか、高いところから重力の自由落下で落ちた石が立てた、水面の音が音速で返ってきた時に、落としてからどれぐらいタイムラグが有るかとか。音速の速さを実感できたり。
その中のひとつに雷の実験室が有った。

雷の実験室は暗くて、横長の窓が灰色の空と地平線を見せてくれていて、手元には操作パネルがある。操作パネルの説明なんかは無かったけど、いじくっているうちに曇り空の風景の中へ雷を落とせる装置なんだと気付く。自分から何mの距離に雷を発生するのかを自由に設定できて、何キロも向こうで雷を落とすと音がすごい遅れてくる、というのが体感してわかるようになる。あと光の強さと音の大きさも。自分の間近に雷を落としたときは凄まじい音でびっくりしたのを覚えている。

ミラー兄弟は今ではMystシリーズを作ったことで有名ですね。久々にSPELUNXを思い出してプレイしたくなったけど、ソフトが多分どこにも無さそうだなあとググってみて感じました。