やさしいみず

学校で拾い上げて実家に更迭した猫はどうやら体が弱いらしく、吐いたり気絶したりするのでひと月に一回は点滴を打ってるそうです。ついでにいうとその医療費で私が一ヶ月暮らせます。
でもかわいいのは正義なので許します。

GEISAIにむけて必死ですが、まあ審査員が全然知らない人ばっかなんで、どうなんだか。Jack Bankowsky、Alison Gingeras、Carol Yinghua Lu、Philippe Segalot、Marc-Olivier Wahler。日本人の人だったら本を読んだり、話しかけたりっていう接点が持てたかもしれないけど。そうかキュレーターとか物書きばっかなのか…作家の方が話しやすいとは思うのだけど。
まああとは現場で面白い展示があれば満足するだろうけど、無いだろうなそんなには。
今日先生にそんなような事と、GEISAIのブース費が三万円だって事を話してたら、「まあ三万円分の宝くじ買うよりかはチャンスがあるかもね」というミもフタも無いお言葉が。まあそうだけれども。

大塚英志はほどよく面白いです。東浩紀が痛いところをついてこっちを青色吐息にするのと比べると、ゆっくりと段階を追って話してくれるので反発力もそこまで強くなりません。この大塚さんの本を読んだら「動物化するポストモダン」をもう一度読んで椹木野衣に迂回して、「リアルのゆくえ」をまた読もうか。爆心地の芸術は買いたいけどお金がないなあ。
あんまり関係ないかもしれないけど東さんの文章と椹木さんの文章って口当たりが似ている気がする。変な汗がでるあたりが。

よつばと!」八巻を買って、ついでにあずまきよひこの変遷とかを少し調べてみたりとかした時に、なんとなく同人マンガのアイディアが思いつく。あさりよしとおの「あさりちゃん」が「よつば」を記号の固まりだと言って批判し、「よつば」のバツ玉を治すために現れたしゅごキャラの「あむちゃん」はあさりちゃんと対峙するわけだけど、しゅごキャラに頼ってでしかオープンハート出来ないあむちゃんはあさりちゃんの絶望を克服できない。結局あさりちゃんの絶望を克服するのはレイジングハートか「世界」で、まあ要するに死でもってして革命は成就する。岡田有希子は後付けの革命を起こしたのかもしれない。結局この悪い場所で革命を起こすには切腹しか無いんでしょ?という絶望を二重に託してマンガは終わる。かに見えるんだけどあむちゃんが革命なんていらないんじゃないの?という意味で「心の卵にバツも丸も無い」で締めて、よつばの笑顔で終わる。という非常にどうでも良いマンガ。イラナイツ。
マンガが描けるようになりたいなあ。


忘れずに見たいもの、は
中目黒でやってる会田誠の展示
金沢21世紀美術館でやる杉本博司の展示(遠い)
原美術館でやる米田智子の展示は半信半疑で
(先生が今日教えてくれた。あざとすぎるやり方だけどなんか気になるらしい。そういう意味での半信半疑)


Pina BauschとMartha Grahamをキチンと見たい。
DVD借りるか。